山桑と黒柿の仏壇2025

山桑と黒柿の仏壇1

<Aug.2025>
材料:山桑 黒柿 抽斗(桐 スプルース) つまみ(紫檀)
仕上げ:オイルフィニッシュ
size:W : 320mm × D : 235 × H : 370

本体を山桑、雨戸(扉)は黒柿を使用した小振りの仏壇です。
本体の構造は、天板と地板の蟻溝に側板を、また棚板2枚とスライド板は背側から差し込む方法をとっています。スライド板は110mm引き出すことができます。
雨戸は左右それぞれ2枚の折戸です。側板と外側雨戸の閉じ角度は114°、内側と外側の閉じ角度は152°としています。雨戸の幅は外側が85mm、内側が80mmです。雨戸は2023年12月のBlogで紹介した「ちょっと変わった端嵌め」を採用しています。

雨戸の収まりは、ネオジウム磁石を内側雨戸上部と天板内側のストッパーに取り付けによります。キレイに収めるためストッパーの磁石2個の位置を雨戸の磁石より数ミリ小さくしています。これによって雨戸が内側に寄る力が働きます。
雨戸、抽斗のつまみは紫檀の削り出しです。