メンテナンス

末永くお使いいただくために

木工屋みしょうでは、無垢材で制作しています。このため、製品は自然環境下での材の膨張、収縮を考慮して制作しています。
設置される場所、ご使用にあたっては、下記の点にご配慮願います。材の極度の反りや割れが生じたり、抽斗が動き難くなることがあります。

鉋掛け

<注意事項>※無垢材製品全般に共通
  • エアコン、ヒーター、加湿器等の冷暖房機器の風が直接あたる場所は避けてください。
  • 直射日光が長時間あたる場所は避けてください。
  • 非常に湿度が高い場所での設置は避けてください。
  • その他、急激な環境変化が生じる場所は避けてください。
  • 濡れたままの食器やグラス等を置かれますと染みになりやすいため、濡れた場合は速やかに拭き取ってください。ランチョンマットやコースター等を使われると良いでしょう。
  • 缶ビールは、”輪染み”の原因のトップです!直置きはやめましょう!
  • 素材は無垢材ですので、鍋、やかんなど熱い物を直接置かないようにしてください。表面が痛みます。
  • 天板上にガラス板、ビニール系のデスクマットを使うのはやめましょう。通気が悪くなり、カビ発生の原因にもなります。
<日常のお手入れ>

水、もしくは中性洗剤を薄めた水に浸した布を固く絞り、埃や汚れを取り除きます。残った水滴は乾いた柔らかい布で拭き取ります。

 袖抽斗

<オイルフィニッシュ仕上げのメンテナンス>

オイルフィニッシュは、木肌、木目の美しさを経年変化とともに感じ取れる仕上げ方法です。ウレタン塗装やニス等の仕上げのように木の表面を密封するものではありません。しかし、時間の経過とともに乾燥し、耐水、耐候性も弱くなるため定期的なメンテナンスをお勧めします。メンテナンスによって、光沢、風合いがより深みを増していきます。

テーブル表面等、使用頻度が高いところは1〜2ヶ月に一度、棚の内側等では半年に一度のワックス掛けをお勧めします。

また、半年に一度は下記の手順でメンテナンスをされると、光沢、風合いがより深みを増し、製品そのものも末永くお使いいただけます。

  1. 小キズ等が気になる場合は、400〜600番の木工用サンドペーパーで落としてください。局部的なペーパー掛けは凹みとなりますので、ご注意ください。
  2. オイルまたはワックスをウェスに染込ませて、木の繊維方向に沿って全体にむらなく擦り込むように塗布します。
  3. 30分程度放置し、乾いた布で丁寧に拭き取ってください。
  4. ワックスの場合、磨きこむとでより艶が出ます。

★オイル塗布時、および拭き取り時に使用したウエスは自然発火するおそれがあります。使用後速やかに焼却処分するか、水に浸した後廃棄処分してください。

★アルコール、シンナーなどの溶剤類は絶対に使用しないでください。

 

欅文机斜視

<拭き漆仕上げのメンテナンス>

拭き漆仕上げは、古来から伝わる伝統的な仕上げ方法です。耐水、耐油、耐薬品性に非常に優れていますが、半年に一度は下記の手順でメンテナンスをされると、光沢、風合いがより深みを増し、製品そのものも末永くお使いいただけます。

  1. 水、もしくは中性洗剤を薄めた水に浸した布を固く絞り、埃や汚れを取り除きます。残った水滴は乾いた柔らかい布で拭き取ります。
  2. オイル(椿油等)、またはワックス(蜜鑞ワックス等)を柔らかいウェスに染込ませて、木の繊維方向に沿って全体にむらなく塗ってください。
  3. 乾いた柔らかい布で余分なオイル、ワックスを拭き取ってください。

メンテナンス、オイルやワックスの入手方法でご不明な点がございましたら、ご連絡ください。ご連絡は、[Contact]もしくは下記へお願いします。

木工屋 みしょう 
はやし 弘志
〒529-0706
滋賀県長浜市西浅井町余993-1
FAX(tel) : 0749-88-0221