フリーデスク

フリーデスク

<May.2025>
材料:楢
仕上げ:オイルフィニッシュ
size:天板軸上 H:600〜900mm
          天板 W : 620mm × D : 400 × t : 20
          脚部 W : 560mm × D : 380 × t : 30

天板角度と高さを調整できるキャスター付きのフリーデスク(可動机)です。
天板角度は5°、35°に設定、天板軸上の高さは600〜900mmに自由設定出来ます。脚部はキャスター3点支持としています。材はストックしている岩手産のナラを使っています。

このフリーデスクの基本的な構造は譜面台の展開で、支柱や角度調整、ノブの構造はほぼ同様です。
天板は2枚接ぎで左右に端嵌めを、手前と奥にストッパーとなる筆返し(?)を施しています。
支柱はアウター上部に高さ固定のノブが付きます。ダイレクトにインナーを締めるとインナーが傷付くため内側にアルミ板を置き、インナーをほぼ面で固定する構造です。
天板は角度調整が行えます。最も良く使うであろう5°と35°の位置にピン固定します。
脚部は馬乗りで組んだT字の3点支持としています。H型の4点支持も考えたのですが、キャスター で移動できる方式をとるため、平滑な床面であっても場所によっては4点のうち1点が浮いてしまうことがあります。3点支持では確実に床面に落ち着きます。
脚部と支柱は通し枘で楔をを挿して固定しています。
キャスターは小径38mm∅ホイール、ホイールは合成ゴム製、3個ともストッパー付きです。小径ホイールとしたのは回転するキャスター の支点位置の変化が小さいこと、ホイールを樹脂製ではなく合成ゴム製を選択したのは、床面で滑りにくく床を傷付けにくいということからです。
ノブは本体同様にナラの削り出しとしています。15mm角の材にボルトのヘッドを収めてノブ本体に組み込みます。形状、構造も譜面台で使ったものと同様です。