<Mar.2016>
材料:マホガニー、トチ杢板(抽斗前板、象嵌)、桐(抽斗内部)、本紫檀(つまみ)
仕上げ:オイルフィニッシュ
size:W:580mm × D:530 × H:530
マホガニーによるサイドテーブルです。 天板は、リバイバルデスクの袖抽斗から採用し始めたフレーム型天板(Blog「フレーム型天板」)とし、脚部は猫脚で2寸材から削り出しました(Blog「反り台鉋2」)。また側の幕板はトチの杢材で象嵌を施しました(Blog「象嵌」)。抽斗のつまみもサイドテーブルに合わせて新たにデザインした本紫檀の削り出しです。どの加工も手の込んだものとしています。
手加工が多い仕事は、木工屋の至福の時でもあります。また、手加工は機械加工の可能性の幅を広げてくれます。機械中心の加工だと加工の領域を自身で決めてしまいがちになります。手加工が多いと加工領域は広がるためデザインの自由度は大幅に広がります。また、使う豆鉋、鑿など手道具の不具合などを再確認する良い機会となります。