<Mar.2020>
材種:山桜、胡桃、ナラ、トネリコ(座板は胡桃)
仕上げ:オイルフィニッシュ
size:H : 900mm(SH:430) × W : 500 × D : 500
4種類の材による同一モデルです。
ガッシリとした部材構成と作りですが、背もたれを高くし笠木から座板まで直接通したことから見た目には余り重量感は感じません。実際は重いです。
部材の加工はRの線と面が多いため、反り台鉋、四方反り鉋が活躍します。
背もたれですが、わたしは縦、奇数本を基本とします。背骨の当たりを意識してのことです。背との接触はスムーズです。制作は難儀ですがそれがわたしのスタイルです。
前脚の外面と後脚の背面はR面で全体を柔らかくしています。
座板の反りを抑えるため、前の幕板は蟻桟とし見えないところですが後幕板の内側にも蟻桟を通しています。わたしは座板に2本入れることにしています。末長く使ってもらうには必要と考えます。