<Jun 2026>
材料:楢 木曽檜 ポプラ
仕上げ:オイルフィニッシュ
size:W : 1200mm × D :450 × H : 900
「英国の農家で使っているようなキャビネットを作って欲しい」
サイズは幅:1200mm、高さ:900、奥行き:450と良く使われる大きさ。 主材は岩手県産の楢。天板や扉の鏡板は楢特有の虎斑杢を選択したのですが、赤黒く着色して欲しいという要望で「嗚呼、杢が‥‥」。
天板は虎斑杢の3枚接ぎで35mm厚、面取りは上部がぎんなん面でその下を斜めに切削しています。蟻桟は後ろから差しています。蟻桟は納まりの後部を天板裏面に合わせてカットしそこに丸棒を差して位置決めしています。その固定位置で天板が伸縮することになります。
天板は後乗せで側上部の横桟とボルトと鬼目で固定する方法です。
脚部の側は框組で中央に縦桟を入れています。側の框組は前後の横桟も入るため枘は長短2枚の2.5枚枘で上段は小根付きです。ちなみに中仕切りと上下の横桟、前後桟の組みは三枚先組みの枘です。鏡板は杢は無いもののブックです。
構成はは両側が開き戸、中央が4杯の抽斗となります。
両側の開き戸の扉は厚み分前に出しています。4角を留加工として中に縦桟を一本面落ちで入れています。縦桟は扉の中央ではなく全体のセンターよりに位置決めしています。
鏡板は虎斑杢の1枚の板から4枚取りシンメトリになるようブックとしています。
棚板は左右それぞれ2枚としました。
中央の抽斗部分は奥に入る形になります。
最上段の前板は飾り無し。下3段はぎんなん面に加工した枠を貼っています扉と抽斗の把手は農家の暮らしのイメージが湧くものをと選択しました。
