<Mar.2026>
材料:センダン クリ(杢板) クルミ ほか
仕上げ:着色 オイルフィニッシュ
size: W : 1,400mm × H : 650 × D : 210
壁掛けTVの下に設置するキャビネットです。
今回の壁掛けTVの下に設置するキャビネットですが、TVが薄型であることは勿論ですが、キャビネットの左右に出入りする扉があるため奥行きは210mm(天板)とこちらも薄型です。幅は1,400mm、高さは650mmと人の動線に合わせたサイズとしています。
抽斗、扉のサイズやレイアウトは、左右の扉と抽斗は初回デザインのままで、左右の開き戸ほ縦が440mm、幅が250mmで棚板はそれぞれ3枚まで用意しました。中央の抽斗は、上段が深さ85mm、中段が200mm、下段が220mmの9杯の抽斗です。抽斗の奥行きが本体背板を除くと190mmと小さいこともあり、中下段の抽斗は機能的、構造的に見て前板下部を軸とした前倒しも提案したのですが抽斗タイプが選択されました。ただ抽斗の側板の高さは収納物の出し入れがしやすいように115mmとしています。
扉と抽斗の把手部分は、薄いキャビネットなので把手金具は取付けず欠き取りとしています。また全体の前見ごろが面一だと余りにも味気ないので、扉と抽斗に3mmのR面取りを施してその部分を前に出す設計としました。
全体の材は赤みが強いセンダンを使っています。本体の側板と扉の鏡板はクリの杢板を使いました。杢板を使うことは考えていなかったのですが、材置き場で出番を待っていた小振りで薄い杢板を思い出し使うことにしました。ただ希望の赤黒い着色で杢が‥‥。着色する前に写真で木地色でいくか、着色するかを再確認すべきだったかなぁ、と後悔。赤黒い着色でも杢のさざなみが感じられるから、ま、良いか!と。
前後のフレームを支える桟は抽斗の摺り桟でもあり、左右に板で囲う函もあるため24本4種類の桟が必要となりました。そしてその桟は抽斗の縦横の相欠きフレームを囲む構造としています。
着色は弁柄と墨汁を混ぜています。センダンはナラよりハジキがなく浸透も良好で木地本体も赤色であることから思いに近い色が出せました。
