前回の『「夏休みの自由研究」? 猛暑で曲げ木!』の結果報告です。
型の頂点の高さは80mm、型から外した直後の材の曲がり具合、7日後、10日後を測定し曲げ戻りを確認しました(15日後は10日後とどれも変化なし)。曲げ戻り量が多くなることを期待して湿度が高く直射日光に材が当たらない部屋で放置しました。何故そんな環境下に置くかと言えば、曲げ戻りのほぼ限界点を知りたかったわけです。例えば椅子の笠木に今回の作業での曲木を使用するなら、必要な長さやRなど大まかなイメージが作れるしそれを用いたアイデアスケッチへも繋げることも出来ます。
表を見てみると
1, 煙突に入れても入れなくてもあまり差はない。
2. 10日後の曲げ戻りでは、クルミが10mmに対し、ナラとクリが12〜13mmと大きい。
となります。
まぁ、こんなところです。最近は軽量の椅子の需要が高まっているとも聞きます。制作する人に何か参考になれば幸いです。
弱点は、炎天下、猛暑の時期でしかやれないことですね。