2014年6月にガラケーからiPhone5sに。
4年後の昨年夏頃からディスプレイ上部が膨らみ始め、とうとうSteve Jobsの最終デザイン(と聞いている)からさよならすることになった。
Macとの出会いから
中小の企業でもパソコンが使われるようになった1980年から90年。勤め先でMacとかいうパソコンが1台入った。パソコンに詳しい後輩がグラフィック系に強いパソコンだ、とパソコン嫌いのわたしに使い方を教えてくれた。初めてのMacはperformerだったか、5210だったか、LC575だったか‥‥
2000年に退社する頃には全社員のデスクにMacが置かれるようになったが、マス目の原稿用紙に手書きすることが好きだったわたしはMacで原稿を書くことはなく、グラフィックの仕事のみに使っていた。そのためか、使用していたソフトはIllustrator、Photoshop、Page Makerなどで偏りが激しかった。TextやExcelさえ使ったことはなかった。
けれど退職金で大枚をはたきすぐさまMac G4(OS9)を購入。木工というアナログな仕事もパソコンがないと事業の円滑化を計れないと自宅でパソコン環境を整え一般的なソフトもそれなりに習得した。
食うことさえままならない木工生活。とてもじゃないがMacの更新などできるはずもない。Macのみ対応のHP制作ソフトPage Mill(更新されずに消え去った)でのwebサイト構築、プロバイダーのサイト提供中止、OS9がネットに対応してくれなくなるetc.
JW-cadを使うためにWindows用のパソコンを安価に作ってもらったものの、それも故障してしまう。
2013年にMac miniを何とか購入し、パソコン環境を再構築。翌年携帯会社もやっとiPhponeの取り扱いを始め、パソコンと携帯の情報共有化を進めるためiPhone5sを購入。
愛着があったiPhone5sはバージョンアップするたびにバッテリーの消耗が激しくなるものの、Steve Jobsの最終デザインでもありバージョンアップ出来なくなるまでは使い切ろうと思っていた矢先、ディスプレイに爪が引っかかる。覗くとディスプレイが1mmほど浮いている。
Appleに問い合わせたところ「バッテリーの膨張です。発火する恐れがあります。早めにバッテリー交換と修理が必要。費用は5,000〜33,000円。」ならば、更新するか!と8を10月に購入。5sは寝室でラジオ、オーディオ替り。冬に突入するから発火もしないだろうと使っていたけれどTouch IDが使えなくなり、バッテリーの状態も芳しくない。
先日、iPhone5sをショップに持ち込み廃棄処分手続き。さらばじゃiPhone5s!
単なる携帯電話という道具ではあるけれど愛着があった。わたしが作るものも愛着を持ってもらえるものでないといけない、などと。