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超硬刃とダイヤモンド砥石

超硬刃を購入したものの‥‥

こちらに越してきて、チップソーメーカーから紹介してもらった刃物の販売・研磨屋さんと付き合いが始まりました。
当初、チップソーの研磨と購入のみだったのですが、今秋に手押し鉋盤の刃(ハイス鋼、幅:250mmが2枚)の新規購入の見積もりを出してもらいました。わたしにとっては高い見積もり金額‥‥。価格交渉すると、「250mmの幅をわずかに切るけれど、中古の超硬刃が2枚ある。安くするけれど、どう?」。提示された金額は新規ハイス鋼の2.5分の1!即決です。
ところが研磨されて納品された超硬刃、45度に指定した刃角が35度!
いやぁな予感が的中!半日で切れなくなった!すぐにクレームの連絡!
45度に再研磨(もったいないから二段砥ぎに!)してもらったものの、自分で研磨しているハイス鋼の仕上がりよりはるかに悪い!超硬刃ってこんなものか‥‥それとも研磨屋さんの技術力??

ダイヤモンド砥石の購入

超硬刃について木工の先輩に相談してみたり、インターネット上でいろいろ調べてみるものの使えない刃物を買ってしまった感が強く仕舞い込んでしまいました。
それでも、やはり諦めきれずに出口を探すようにネットを検索する日々。
直接ダイヤモンド砥石メーカーに、研磨方法、合成砥石との番手の違い、ダイヤモンド砥石の選択等を尋ねてみました。#10000のダイヤモンド砥石はなく、合成砥石の粒子ほど細かいものは作れない、とのことでした。「それでは、世間の研磨屋さんは超硬刃の研磨仕上がりは芳しくないってことになる??」「研磨屋さんによるが、砥石の研磨回転スピードによって良い状態にしている」とのことでした。じゃあ、わたしが付き合っている研磨屋さんは‥‥

えぇ〜い、一番番手の大きいのを買ってしまえ!。手押しの研磨で使えなくても他にも用途はある!てなことで#6000というの1万円ほどで購入しました。

ダイヤモンド砥石で超硬刃を研磨

宮本家具工房さんの月間記事『2014年2月 手押鉋盤の刃を自分で研磨する』に掲載されている研磨治具をわたしも作り使っています。
ハイス鋼の手押しの刃を外して研磨してセッティングまで、わたしはおよそ30分を要します。プレーナー(ハイス鋼、幅:500mmが3枚)だと2時間超。

さて、超硬刃は上手く研磨できるだろうか?

やったぜ!! 研磨屋さん、さらばッ(まではいかないが)! ほぼハイス鋼の仕上がり! 満足!