わたしは積極的に着色する方ではありませんが、部材の色違いや濃淡の違いを解消するために使うことがあります。しかし、メーカーの見本のように上手く出来ないのです。
例えば、原液100%で塗った見本、水で50%に希釈した見本などを見比べておおよその濃さを試してみます。試し塗りの小さな面積の場合は良いのですが、いざ表面積が広い完成品への塗布となると、材自体が乾燥しているために塗布すると直ぐに乾き始め、全体を塗り終えた時点でムラだらけになっている。そのため、塗料を染み込ませたウエスで乾ききらないうちにベタベタに塗り、急いで乾いたウエスで拭き上げることになります。ムラは解消されます。しかし半日乾燥させれば毛羽立っているためサンディングし、ベタベタにまで塗らないものの再度塗り、拭き上げます。すると、例えば50%程度の濃さを求めていても100%近くの濃さになってしまう。
嗚呼、着色の憂鬱……
そこで、水性顔料2種類を比較することにしました。参考にしてもらえればと思いますし、読者の方からご意見などいただければ、と思っています。
あくまでもわたし個人の見解です。使用される際は自身の責任で行なってください。
水性顔料の比較
使用した水性顔料の2種は、