木工作業の工夫3

細い材の加工では、機械の刃と指先や手先とが極めて近くなるため危険を伴うものです。中古機械の手押し鉋盤でも安全のために安全カバーが付いて来たりするのですが、20mmほどの高さがあり細い材の加工では邪魔になったりします。
今回は、細い材の加工での手押し鉋盤の安全カバー、傾斜盤での材の押さえについての工夫を。

 

手押し鉋盤の安全カバー

細い、薄い材の手押し鉋盤の加工では指先が否が応でも回転刃に近くなります。今年の冬、寒くって手袋をして加工していた際、左手小指の第二関節部分を削ってしまいました。手袋のみ削られたものの冷や汗ものでした。
そこで、メモなどを止める磁石の余り物を使い薄目の安全カバーを作りました。も少し薄いものにしたかったのですが、余り物で作ったため厚みは10mm程度となりました。面取りを多めに取って手指に引っ掛からないようにすることでそれなりに満足、安全確保です。
また、鉋盤の案内定規の下部の隙間が大きいためシナ合板を定規に貼り付けテーブルとの隙間を1mmにしました。こうすれば薄板がテーブルと案内定規との隙間に入り込んでしまうことはありません。滑りを良くするためにシリコンスプレーを吹き付けておきます。

鉋盤の安全カバー

案内定規にシナ合板

案内定規にシナ合板

傾斜盤での材の押さえ

2015年5月19日のBlog記事「材の押さえと送り」のpart2になります。
マイター定規を45度にして材の押さえとなる薄板を固定するだけです。薄板はどうしても切削時に反りが出てしまいます。こうすることで細くて薄い材も安定した切削が出来ます。取り付け、設定も簡易です。
クランプを用いてマイター定規をテーブルに固定しなくても、マイター定規には回転の力が掛かるため材と一緒に前方に動くことはありません。手でマイター定規をスライドさせることはごく普通に容易です。
材の押さえ位置はチップソーの直ぐ後ろが良いです。ただ、端材が出ない時はその位置で良いのですが、端材が出る場合はマイター定規を前方にずらします。そうすることで端材がチップソーに掛かることが無くなります。被切削材と端材とが押さえに同時に入っても、端材が被切削材より僅かに遅れるためにチップソーとは適度な隙間が生じます。端材がチップソーに掛かると材が跳ねたり、チップソーが僅かに歪んで切削面を傷付けることになります。また端材が顔に飛んで来ることも(ほとんど)ありません。

マイター定規での材の押さえ

端材が出ない切削

端材が出ない切削

端材が出る時の様子

 

おまけ

5月末から6月初旬、庭先には野イチゴ、玄関前の桑の木には実がなります。自然の恵みに感謝!桑の実は小鳥たちもついばみに来ます。

夏が近付くとMy Friendヤモリが台所の窓に食事に来ます。お腹に2個の卵を持ったヤモリは蛾をGet!

裏庭に亀が出現。田んぼから出て来たのか甲羅に泥が付いている。迷い込んだだけなのか、食事のためか? 裏庭に亀が遊びに来た

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