15年程前に入手した欅板、決して上級品とは言えない材です。サイズも1140mm、幅が480 〜280mm、厚みが37mm、木目も面白味があるものの鉋掛けは苦労する扱い難い材です。 優良材ばかり使っていたなら薪にしていたかもしれません。が、この欅を生かすデザインを考えていくことは木との融合とも感じます。
材と向き合いながらアイディアスケッチを描きデザインを決めて行きます。また並行して組み部分の構成も考えます。最終的に選択したのが文机と高座椅子です。座椅子に高座椅子という語があるなら文机も高文机という語があっても良いじゃないか、と勝手に高文机という名称としました。
高文机と高座椅子