タグ別アーカイブ: 欅

ギタースタンド2

こんなギタースタンドがあっても良いじゃないか!と、大胆なデザインを欅材で制作、拭漆で仕上げました。

 

ギタースタンド1

45年前を思い出しての手指の訓練(?)と、魅せられたEstas Tonneの楽曲の1小節でも弾けるようになれればと思い、今年2月にクラシックギターを購入しました。フォークギターの金属弦の音も好きなのですが、年齢的なものも影響してかクラシックギターの柔らかな音も欲しかったのです。
以前作ったギタースタンドはフォークギター用であったため、クラシックギターを掛けることができません。ネックの幅が違うからですね。そこで、今回は汎用性を持たせたスタンドをデザイン、制作しました。 続きを読む ギタースタンド2

欅の高文机と高座椅子

15年程前に入手した欅板、決して上級品とは言えない材です。サイズも1140mm、幅が480 〜280mm、厚みが37mm、木目も面白味があるものの鉋掛けは苦労する扱い難い材です。 優良材ばかり使っていたなら薪にしていたかもしれません。が、この欅を生かすデザインを考えていくことは木との融合とも感じます。
材と向き合いながらアイディアスケッチを描きデザインを決めて行きます。また並行して組み部分の構成も考えます。最終的に選択したのが文机と高座椅子です。座椅子に高座椅子という語があるなら文机も高文机という語があっても良いじゃないか、と勝手に高文机という名称としました。

高文机と高座椅子

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寒い時は、何故かコリコリ 

冬、この季節は寒い工房でコリコリしたくなる。
小学校時代、「冬の図工の授業が版画」だったことがわたしの脳裏に焼き付いているようだ。
小学5年生の図工の授業で版板を彫っていた時、丸彫りと線彫りが入り乱れている不調和が気に入らず、細丸彫り一本で彫り直した。また、彫る方向も同一にした。輪郭は細丸で丸ギザだけれど刷り上がりは柔らかく落ち着いていた。 今も丸鑿、彫刻刀を持つと、そうなってしまう(進歩してない!?)。今回の薔薇は違うけれど。
6年生の冬は、同級生と向かい合ってその同級生の顔を版画にするというもの。それは細丸彫りで始めたがグラデーション部分が皺、汚れのように見えて気に入らず、家に持ち帰り版板の裏に夜遅くまでかけて彫り直す。重ね刷りの版のように白黒をクッキリさせた(手法名称はあるのだろうけれど知らない)。

・ローズウッドに、薔薇を彫る
  (外径:260) <28, Jan. 2011> 

・いろいろとコリコリ
  <Dec. 2010> ※左:飾り台(朴、山桜、山桜) 中・右:欅の削り出し小箱(拭き漆)