椅子の座刳りですが、わたしは鉋のみです。
木工を始めた頃、ルーターで粗掘りしたり、トリマーのプレートに専用の治具を作って取り付けてみたり、丸ノコを使ってみたり、いろいろと試行錯誤を繰り返したものです。
上手く電動工具を使える人はそうすれば良いのでしょうが、わたしは上手に使えない。手鉋が性に合っています。電動工具の刃物痕を追うような仕上げは、わたしは綺麗にできない、ということです。
尻の荷重点に円を二つ描き、四方反り台鉋で粗掘りしそれを基準として掘り進めて行きます。
照明を真横に近い感じで座板に当てると、掘り残し部分やこぼれている箇所が分かり易いです。鉛筆で縁部分に斜線を入れてみたりもしたのですが、横からの照明の方が縁部分も分かり易くRの加減も掴み易いです。
おまけ
40年履き続けているLEVI’s505。ツギハギを続けて作業着としていたけれど、もう限界……かな。