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木工屋です。

秋晴れに自転車

この2、3日は小雨が混じる曇り空でしたが、今日は秋晴れです。朝食を摂りながら「今日は自転車!CWX履こう!」。

木工屋になる前まで真面目に(?)打ち込んでいたスキー。アンダーウエアはワコールのスポーツタイツ・CWX。20年近く履いていなかったのでサポート機能は失われているか?と思いきや、当時のフィット感が蘇る!いやいや流石ワコール!当時1万数千円で購入したものですが、スゴイッ!
琵琶湖西岸に向かい永原、奥琵琶湖パークウェイの葛籠尾崎(つづらおざき)に向かい四足門まで行って帰ろう、と思っていたのですが、秋晴れがもっと走ろう、と誘います。

菅浦近くから見る琵琶湖

菅浦近くからの琵琶湖 続きを読む 秋晴れに自転車

母へ高座椅子

昨年4月に父が亡くなり、母は朝晩、父の遺影の前に座り手を合わせて話しかけている。
膝が悪い母に高座椅子を作ることにした。

高座椅子

パッチワークをする姉に高座椅子用に薄い座布団を作って欲しいと、メールで写真を送った。娘が出産間近だから忙しいと断られた。まあ、仕方がない。座布団は家にあるものを使ってもらおう。
小振りで軽め、正座風に座れるように座板下に貫は無し、背もたれは腰を支えるため立ち気味。材はマホガニー、座面高は200mm。肘掛け部分はかまぼこ型のR形状。主要な枘は通し枘で楔を刺している。


木工作業の工夫2

わたしは多くの木工機械を保有していません。そのため、デザインした形状にするためには鉋、鑿などを使う手加工のみの場合や、既存の機械で自作治具を用いて基本形状にしたりなどしています(多くの個人木工屋さんもそうかと⁈)。特に機械を使用する際は、その機械の基本的な構造を念頭に置くことで安全に基本形状に加工することが出来ます。

今回は、傾斜盤による曲面の斜め加工バンドソーでの笠木加工、を取り上げます。

傾斜盤による曲面の斜め加工

曲面の斜め加工は通常の斜め加工の応用です。
例えば、丸形の30mm厚の板の周りを斜め10度加工する場合です。実際の切削は28mm以下です。 続きを読む 木工作業の工夫2

着色の憂鬱

わたしは積極的に着色する方ではありませんが、部材の色違いや濃淡の違いを解消するために使うことがあります。しかし、メーカーの見本のように上手く出来ないのです。
例えば、原液100%で塗った見本、水で50%に希釈した見本などを見比べておおよその濃さを試してみます。試し塗りの小さな面積の場合は良いのですが、いざ表面積が広い完成品への塗布となると、材自体が乾燥しているために塗布すると直ぐに乾き始め、全体を塗り終えた時点でムラだらけになっている。そのため、塗料を染み込ませたウエスで乾ききらないうちにベタベタに塗り、急いで乾いたウエスで拭き上げることになります。ムラは解消されます。しかし半日乾燥させれば毛羽立っているためサンディングし、ベタベタにまで塗らないものの再度塗り、拭き上げます。すると、例えば50%程度の濃さを求めていても100%近くの濃さになってしまう。
嗚呼、着色の憂鬱……

肘掛け椅子2017

肘掛け椅子2017 そこで、水性顔料2種類を比較することにしました。参考にしてもらえればと思いますし、読者の方からご意見などいただければ、と思っています。
あくまでもわたし個人の見解です。使用される際は自身の責任で行なってください。

水性顔料の比較

使用した水性顔料の2種は、

続きを読む 着色の憂鬱

座板への蟻桟

座板ですが、木工の先輩の一人は「座板での接ぎはイモ接ぎ、蟻桟は入れたことがない。割れたこと(キレたこと)はないよ」と話してくれたことがあります。わたしはダメです。イモ接ぎはわたしもしますが、蟻桟は何らかの形で必ず入れるようにしています。お客さんから「昔買った量産品の座板が割れた」と何度か聞いたことがあり、また反りへの対策は必要と考えているからです。

今回の座板の蟻桟は、後は単純に蟻桟、前は脚部の横揺れ防止を兼ねた蟻桟としています。通常の蟻桟はテーパー形状ですが、今回の蟻桟は前後ともテーパーを入れていません。蟻桟の固定位置を桟の中央に持ってくるためです。そうすることで座板の伸縮は固定位置から左右均等(計算上)になるからです。特に前の蟻桟は脚部と枘で固定するため、座板の伸縮が左右どちらかに偏ってしまうと座板が膨張した際に枘を抜いてしまう危険性もあるからです。また座板と脚部は伸縮への遊びを持たせた相欠きで強度を持たせているため蟻桟の板厚は15mmでも十分です。

小さな便利治具

蟻桟を位置決めする際、テーパー形状の場合は先端部分に下穴を開けてビス留め、丸棒で下穴隠し、を見掛けることが多いです。わたしは丸棒そのまま突っ込みます。ビスが好きではないからです。ただ丸棒を突っ込む際、注意しなければならない点があります。注射器と同じで下穴の空気が抜けないと丸棒は底まで入りません。特に深い下穴が顕著です。本体に掛かり始めたところで入らなくなる場合があります。そのため、丸棒には線彫の彫刻刀で溝を2箇所くらい入れ、空気とボンドを逃がすようにしています(長い枘と同様)。穴の深さを丸棒に記しておくと底まで入っているか確認できます。

下穴用治具(ガイド)

今回のように蟻桟を中央で位置決めする場合は斜めに丸棒を差し込みます。その際に便利なのが斜めに下穴を開けるガイド治具です。ドリルのみで開けようとすると刃の回転で本体、桟とも傷だらけになり綺麗に開けられません。
作り方は至って簡単です。カネ出しした角材をしらがきできちんと墨付けし穴を開け、部材に当たる部分を45度ずつカットすれば完成です。穴にシリコンスプレーを染み込ませておくとドリルで穴を傷つける度合いは小さくなり動きもスムーズです。

おまけ

夏が来〜れば顔を出す〜 My Friend !