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木工屋です。

2018年1月の冬景色

日々除雪作業に追われ、作業場に入れば薪ストーブの前から動けず仕事は一向に進まない。嗚呼……

欅板での天秤指し作業

 

 1月の風景をいろいろ

正月1日、石川の実家から千里浜海岸方面を望むと
神の降臨?聖母マリアの浮上?

1月中旬の南岸低気圧第1波、下旬の第2波は全国的に記録的な冷え込みとなりました。皆さんの地域はいかがでしたか?
琵琶湖北端のこの地では、第1波は強い寒気で吹雪の乾雪で積雪量は予想を下回り20cm程度と少なめ。第2波は例年の如く湿雪で風も無くしんしんと積もり70cm程になりました。

南岸低気圧第1波の後(乾雪)

第1波の時、裏庭をラッセルして農道にウォーキングに出ると鹿や猪とは違う足跡。何ものかな?正体は近所の猫でした。
童謡に”犬は喜び庭駆け回り、猫は炬燵で丸くなる”とありますが、最近では飼い犬は鎖で縛られて飼い主と散歩に出掛けるだけになり、雪の上を走り回る姿を見たことがありません。寂しい気もします。猫の方は何を探しに冷たい雪の上をウロチョロしているのやら。”猫は喜び庭駆け回り……”と口ずさんでしまう……

南岸低気圧第2波の後(湿雪)

南岸低気圧第2波の後


柚子の木を伐る

三日前、日頃野菜をいただいているおばさんから「柚子の木を伐ってくれない?」。
お世話になっていることもあり「良いですよ!」と快諾。
「どれですか?」と案内してもらうと、およよ!デカイ!
まあ、なんとかなるさ!
「明日から雪模様だから、晴れる日を見計らって伐りに来ます」
てな訳で、晴れ予報の今朝、ウォーキングの帰りに下見をして段取りをイメージして出陣。
目立てを済ませた庭木用の両刃鋸と剪定鋸などを持って出掛ける。

とんでもない棘に守られている柚子の木で怪我なんかしちゃぁたまらん!下の方からチンタラ切り落としていく。

携帯の呼び出し音。「どこに行っとる?」と木工の助言を聞きに来るおじさんから。
「近所で庭の柚子の木伐ってる。」
「そっちに行くわ。」
しばらくして軽トラで顔を出す。
「また訳のわからんことしとる。薪にするって?こんなややこしい木を選ばんでも良いのに。」と様子見。
「お世話になってるからね。」
「午後から手伝ったる。」

午後、軽トラにSTIHLのチェーンソーを持って再来。
「そんなにチンタラやってたら終わらん。」と、ロープを掛けるために枝をサッサと切り落とし、「ロープ、引っ張っててや!」
バタンと伐り倒し馴れた手つきで枝を払い終了!小一時間で終わってしまった!
わたしが持って来たゼノアのチェーンソーと本人は全く出番なし。
家まで運んでもらい、おじさんからは手持ちの檜の板で孫のロッカーを作りたい、と相談。

さて、柚子の木は薪になるのか、それとも作品になるのか……

細かい作業の木のかばん

9月末に「天秤」の組手を練習し、いざキャビネットへ!と思っていたのですがデザインがちっとも浮かんでこない。そこで工芸的に「木のかばん」を作ればレパートリーも増えるし広告等にもなるかなぁなどと。

木のかばん2

「木のかばん」が実用的かと言えば決して実用的ではありません。強度面ではアルミ、ジュラルミン、合成樹脂が優っているし、皮革、布系のように柔軟性を持っているわけでもない。また否が応でも木の厚みがかばんそのもののサイズアップになってしまう。使い手からすれば「木のかばん」を持っているという自己満足的なものかもしれない。まぁ取り掛かろう! 続きを読む 細かい作業の木のかばん

秋晴れに自転車2

11月1、2日は、床板が朽ちた和室の修繕。しゃがんだ姿勢の作業は苦痛。大工さんはエライ!
そんな仕事(?)をしたら、何故かカラダをイジメたくなってしまい自転車で走ることにした。
秋晴れとはいえ寒いか、それとも陽気で暖かいか、夕方はやっぱり寒いか、などと着るものなどを考えていると出発は9時になってしまった。午前中に琵琶湖湖岸の西側を行けるところまで行って帰路へと考える。
先回走った道の延長だから気持ちは緩い。車が多い幹線道路161号を避けるつもりでも少しは走らねばならない。車が怖いのと車の邪魔になるのでは、と思うから。
今日のゴールは白髭神社となった。片道およそ50km、往復100kmは今のわたしにちょうど良いイジメ、かな。

先回の昼飯の教訓から、経路で一番近くのコンビニに入っておにぎりを確保する。あれっ?コンビニのお母さんと店員のお嬢さんがうちから一番近い(3km先)コンビニの人だ!向こうさんからも、あれっ?笑顔で見送られた。コンビニ不況の中、田舎で頑張って儲けているんだ。エライッ!
途中、湖岸沿いにあるホテル前の休憩場所で一息ついていると、真っ白な猫3匹とトラ猫1匹。野良かしらん?帰りにもう一度寄ってみると、トラ猫が4匹に増えた。巷で猫の写真や癒しとやらが取りざたされたりしている。わたしもしばし癒された。ただ、指先で鼻先を撫でようとしたらネコパンチされた。まっ、それも癒しか。

天秤指しの練習

小粋な天秤指しを以前からやろうと思っていたのですが、使う場面もなかったことから手を出さずにいました。
が、拝読している宮本家具工房の月間記事の9月と10月に「ダブテイル」が書かれていて、記事の中にある『二等辺三角形の窓を開けたガイド付き定規』が目に止まり、やってみるかな、となりました。使う材は米ヒバの2枚接ぎです。端材の中から加工し易い材を選びました。
先ずは、記事に書かれている手順に沿って従順に進めてみることにします。初っ端から自身の経験を入れて作業するより、書かれてある手順で進めることで未経験な部分、自身の改善すべき点も見え、次のステップに踏み出せると思っているからです。ただ、10月の記事掲載前に作業が終わってしまい、ピン側の作業は自分勝手に進めてしまいましたが‥‥まっ、良いか。

天秤指しの練習

天秤指しの練習

二等辺三角形の窓を開けたガイド付き定規

この定規を作る前に、「木工の継手と仕口 増補版」(鳥海義之助著 理工学社)に書かれている「蟻型傾斜角とその用途」に目を通しました。縦10に対し、3.5は70度、3は75度、2は80度となっています。正確な角度は、3.5は70.71度、3は73.30度、2は78.69度となるわけですが、木工作業では板厚や板幅を基準値1として寸法採りをすることが基本でもあり、正確な70度、75度、80度より、10:3.5、10:3、10:2の方が合理的と考えます。ただルーターや傾斜盤などの機械による加工では70度、75度、80度の方が適しているでしょう。 続きを読む 天秤指しの練習