秋晴れに自転車2

11月1、2日は、床板が朽ちた和室の修繕。しゃがんだ姿勢の作業は苦痛。大工さんはエライ!
そんな仕事(?)をしたら、何故かカラダをイジメたくなってしまい自転車で走ることにした。
秋晴れとはいえ寒いか、それとも陽気で暖かいか、夕方はやっぱり寒いか、などと着るものなどを考えていると出発は9時になってしまった。午前中に琵琶湖湖岸の西側を行けるところまで行って帰路へと考える。
先回走った道の延長だから気持ちは緩い。車が多い幹線道路161号を避けるつもりでも少しは走らねばならない。車が怖いのと車の邪魔になるのでは、と思うから。
今日のゴールは白髭神社となった。片道およそ50km、往復100kmは今のわたしにちょうど良いイジメ、かな。

先回の昼飯の教訓から、経路で一番近くのコンビニに入っておにぎりを確保する。あれっ?コンビニのお母さんと店員のお嬢さんがうちから一番近い(3km先)コンビニの人だ!向こうさんからも、あれっ?笑顔で見送られた。コンビニ不況の中、田舎で頑張って儲けているんだ。エライッ!
途中、湖岸沿いにあるホテル前の休憩場所で一息ついていると、真っ白な猫3匹とトラ猫1匹。野良かしらん?帰りにもう一度寄ってみると、トラ猫が4匹に増えた。巷で猫の写真や癒しとやらが取りざたされたりしている。わたしもしばし癒された。ただ、指先で鼻先を撫でようとしたらネコパンチされた。まっ、それも癒しか。

天秤指しの練習

小粋な天秤指しを以前からやろうと思っていたのですが、使う場面もなかったことから手を出さずにいました。
が、拝読している宮本家具工房の月間記事の9月と10月に「ダブテイル」が書かれていて、記事の中にある『二等辺三角形の窓を開けたガイド付き定規』が目に止まり、やってみるかな、となりました。使う材は米ヒバの2枚接ぎです。端材の中から加工し易い材を選びました。
先ずは、記事に書かれている手順に沿って従順に進めてみることにします。初っ端から自身の経験を入れて作業するより、書かれてある手順で進めることで未経験な部分、自身の改善すべき点も見え、次のステップに踏み出せると思っているからです。ただ、10月の記事掲載前に作業が終わってしまい、ピン側の作業は自分勝手に進めてしまいましたが‥‥まっ、良いか。

天秤指しの練習

天秤指しの練習

二等辺三角形の窓を開けたガイド付き定規

この定規を作る前に、「木工の継手と仕口 増補版」(鳥海義之助著 理工学社)に書かれている「蟻型傾斜角とその用途」に目を通しました。縦10に対し、3.5は70度、3は75度、2は80度となっています。正確な角度は、3.5は70.71度、3は73.30度、2は78.69度となるわけですが、木工作業では板厚や板幅を基準値1として寸法採りをすることが基本でもあり、正確な70度、75度、80度より、10:3.5、10:3、10:2の方が合理的と考えます。ただルーターや傾斜盤などの機械による加工では70度、75度、80度の方が適しているでしょう。 続きを読む 天秤指しの練習

秋晴れに自転車

この2、3日は小雨が混じる曇り空でしたが、今日は秋晴れです。朝食を摂りながら「今日は自転車!CWX履こう!」。

木工屋になる前まで真面目に(?)打ち込んでいたスキー。アンダーウエアはワコールのスポーツタイツ・CWX。20年近く履いていなかったのでサポート機能は失われているか?と思いきや、当時のフィット感が蘇る!いやいや流石ワコール!当時1万数千円で購入したものですが、スゴイッ!
琵琶湖西岸に向かい永原、奥琵琶湖パークウェイの葛籠尾崎(つづらおざき)に向かい四足門まで行って帰ろう、と思っていたのですが、秋晴れがもっと走ろう、と誘います。

菅浦近くから見る琵琶湖

菅浦近くからの琵琶湖 続きを読む 秋晴れに自転車

母へ高座椅子

昨年4月に父が亡くなり、母は朝晩、父の遺影の前に座り手を合わせて話しかけている。
膝が悪い母に高座椅子を作ることにした。

高座椅子

パッチワークをする姉に高座椅子用に薄い座布団を作って欲しいと、メールで写真を送った。娘が出産間近だから忙しいと断られた。まあ、仕方がない。座布団は家にあるものを使ってもらおう。
小振りで軽め、正座風に座れるように座板下に貫は無し、背もたれは腰を支えるため立ち気味。材はマホガニー、座面高は200mm。肘掛け部分はかまぼこ型のR形状。主要な枘は通し枘で楔を刺している。


木工作業の工夫2

わたしは多くの木工機械を保有していません。そのため、デザインした形状にするためには鉋、鑿などを使う手加工のみの場合や、既存の機械で自作治具を用いて基本形状にしたりなどしています(多くの個人木工屋さんもそうかと⁈)。特に機械を使用する際は、その機械の基本的な構造を念頭に置くことで安全に基本形状に加工することが出来ます。

今回は、傾斜盤による曲面の斜め加工バンドソーでの笠木加工、を取り上げます。

傾斜盤による曲面の斜め加工

曲面の斜め加工は通常の斜め加工の応用です。
例えば、丸形の30mm厚の板の周りを斜め10度加工する場合です。実際の切削は28mm以下です。 続きを読む 木工作業の工夫2