ギターのメンテナンス(ペグなど)

昨年夏に友人から、Cat’s Eyes、Rarewood、Chakiのアコスティックギター3台をもらい受けました。3台ともレアというかマニアックというか‥‥ご興味がある方はお調べくださいませ。

Cat’s Eyesは程度が良く問題ないのですが、RarewoodとChakiの2台はペグの錆が激しいなどメンテナンスが必要でした。ペグは新品に交換すれば簡単ですが、とりあえず綺麗にしてみてダメなら交換です。そのほかネックの破損補修やブレーシング(ボデー支持材)と裏板の剥がれ補修、弦高調整なども行います。

ペグのクリーニングをネット上で検索すると、
1.クエン酸、2.重曹、3.PIKAL CARE
の順で皆さんやっているようです。わたしもそれに倣ってみます。

クエン酸、重曹、ピカールケア

クエン酸、重曹、ピカールケアは近くのホームセンター(コメリ)で購入しました。クエン酸は398円(500g)、重曹は198円(500g)、ピカールケアは458円(150g)でした。ネット通販より廉価です。ただ使う量は容量の10分の1程度で十分なのですがこの容量のものしかない。そもそもクエン酸や重曹は掃除に使うものですから。

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年末は村の便利屋さん

 

提灯1

11月末頃、おが屑を引き取ってくれている農家のNさんから
「提灯作って」
「えっ?提灯??」
「そう、社(※)の前にぶら下げる2個の提灯」
「はぁ」
「後で持って行くわ」
届けられたのは”御神燈”と書かれた縦90cmm、上40cm、下35cmほどの逆台形の提灯。
作って欲しいと言われれば、要望に応えねば!
何せ、おが屑を持って行くと野菜をくれるNさんなので。

ガタガタに補修された現物の提灯を採寸して作図。
前側は四方転びで厄介そう。現物のサイズや形状を崩さないようにと作図すると、前の左右の傾斜は4.3度、側から前方へは5.1度の傾斜。後から思えば左右、前後とも4.5度傾斜にしておけば作業は楽だったかなぁなどと。

「フレームだけ作るので、紙貼りと書はNさんの方でね」
と言っていたものの、いざフレームが組み上がると、紙貼りは面倒だろうな‥‥書は貼ってから書くか、それとも書いてから貼るか、上手な人に書いてもらうと言っていたが‥‥墨字で紙は歪むだろうな、水張りはうまくできるかな‥‥
ええ〜い、全部やっちゃえ!!

提灯2

お寺の巻障子の時は最高級の和紙を使ったけれど、今回は外に出したりするので風雨に曝され破れることもあるためホームセンターで一般的な障子紙にする。
手持ちの毛筆の腰の状態を確認する。まっ、いけるかな。PCのフォントから見本になりそうなものを探すけれど望むものがない。手書きに近いものは游明朝体くらい。仕方ないので游明朝体で見本を作り練習。まっ、こんなもんでしょ。

この村は以前区割りされていて、その地区ごとに小さな社があるようだ。村民もずいぶん減少したようだが少ない区民でそれを守っている。

 

おまけ

初雪の後、裏庭に猿の足跡。庭木のドングリでも食べに来たのかな?

猿の足跡

ギター キャビネットの制作

夏に友人からアコスティックギターを3台もらい受けました。Cat’s Eyes、Rarewood、Chaki。3台ともレアというかマニアックというか‥‥Cat’s Eyesは新品の弦が張ってあり直ぐに弾けるのですが、RarewoodとChakiは修繕が必要で時間を見て手を付けようと思っています。Blogで書けるようでしたら追々書いていこうと思います。

ということで、クラシックギター が1台、アコースティックギターが4台になりました。修繕して音比べなんぞしたいなぁと思うものの、ハードケースに入れてしまうと開けるのが億劫になってしまう。

そうだ!ギター キャビネットを作ろう!
ギター キャビネットがあればギターが目に入るし手にしやすい。埃を被ることもない!

扉オープン

 

イメージ作りと作図

先ずギター キャビネットをイメージします。壁掛けにしたいと思い、薄くて軽くを念頭におきます。収納するものがギターと決まっているためそのサイズから自ずと最小サイズも決まり、それを覆うようなイメージを膨らませていきます。
ギタースタンド制作時にギター本体を採寸してありますが、メーカーが違うこともありギターそれぞれボデーの厚みやネックの太さなどが多少違うため最大値を求めていき、その数値を基準とします。またギターの出し入れの際にボデーが斜めになるためボデー厚みの対角線を最大値として幾らかの余裕も加えます。
単に直方体のキャビネットはシンプルだけれど面白味に欠ける。そこで扉の形状を3面としてセンターをわずかに前に出すことにします。軽量化のためガラスではなくアクリル板を使います。ガラスだと破損の恐れもありますから。 続きを読む ギター キャビネットの制作

やっと出会えた蝉の羽化

雨が上がった昨夕(8月25日)、玄関脇を蝉の幼虫が登っている。羽化するためだろう。
しばらくコンクリートの壁を登る様子を眺めていたのだが、羽化の最中に落ちたりしないかと心配になり庭先の桑の木に移動させた。コンクリートより自然木の方が良いだろう。
夕飯の支度をしながら時々様子を見に行く。

桑の葉っぱにぶら下がっていた。
背中が少し割れている。

セミの羽化はテレビでは何度も見たことがあるけれど、小学生の頃から実際にこの目で羽化する姿を見たいと思っていた。やっと出会えた!ワクワクする。気持ちはもう小学生だ。右手にハンディライト、左手にiPhone8、シャッターを切ろうとするとビデオにズレる‥‥上手く撮れない‥‥まっ、いいか。

背中が出てきた。
おっ、無事出終わった。
羽が少しずつ広がっていく。

お腹が人の顔みたい。「セミの翁」って感じ。

背中が割れて、羽が延びるまで小1時間。
幼虫が少し小ぶりで細身、羽も透明だったからヒグラシと思った。

朝、無事羽ばたいて行ったか、と様子を見に行くと、抜け殻の少し上にアブラゼミ。あらまっ!ヒグラシじゃなかった。11時頃に飛び立って行ったようだ。
蝉時雨が終わった晩夏、仲間たちより少し遅れた7日間の成虫期間、まだ遅くない!大気に染まれ!!

 

おまけ

庭に今夏もヤマユリが開花。毎年枯れた後、球根を残して茎を切り、ボールいっぱいの種を撒く。今夏は300本ほどになった。来夏はもっと!!
7年前より開花が一月ほど遅いのは何故?? 蝉時雨もほとんどヒグラシだったのに昨年からアブラゼミが加わり、今夏はクマゼミも。気候変動、温暖化‥‥

書見台

「ショケンダイ、作ってください。」
「ショケンダイ?? ゴメンなさい。ショケンダイって何ですか?」
「本を読む時に本を立て掛ける台ですよ。書を見る台と書きますよ。」
「あぁ、ブックスタンドですか。」
小学生の頃、教科書を立てていたスチール製のアレだ。
「そうです。あなたに作ってもらいたいんです。」
「あっ、はい。了解しました。図面引いて送ります。」
「図面は良いんですよ。任せますから。」
「いえ、それなりに意思の疎通を図っておきたいので。」

図面を送って数日後
「図面、どうでした?」
「大きさ、デザインは任せます。
材はマホガニーって書いてありますけど、どんな材ですか?」
「上質な家具材で上品な赤色してます。軽くて狂いがほとんど出ないステキな材です。わたしが持っているのはアフリカ産だと思います。」
「そう。板面のところは全部そのマホガニー?」
「そのつもりです。杢がある材をと思ったんですが、杢の材を使うと書見台そのものは綺麗ですけど、本を読むのに本の周りがチカチカして邪魔になると思うので、品があるシンプルなものにしました。」
「そうね。でも少し変化が欲しいわね。」
「んん‥‥、じゃあ周囲をマホガニーにして中にローズウッドを嵌め込みましょう。」
「ローズウッドって?」
「んん‥‥、黒檀、紫檀とか良く耳にしたり目にしたりすることあると思うんですけど、その紫檀を想像してください。ローズウッドも最高級材で深く濃い赤い褐色といった色合いで黒檀ほどではないですが硬い材です。加工してると薔薇を思わせるとても甘い香りがするんですよ。仕上がると香りはしませんが‥‥。マホガニーとの色合わせはステキです。」
「わかりました。それで進めてください。」